株式会社東洋開発で賃貸統括課長を務めています。社員のマネジメントも行いますが、入居者対応やオーナーへ修繕の提案、修繕業者との調整といった実務にも携わります。
日管協のセミナーでこの資格を知り、社員全員で取得してみようと受験しました。受験した感想としては、私自身は賃貸住宅管理業に従事して5年半ほどですが、管理の現場で聞いたことがあるけれど、知識として定着していなかった用語や対応方法が身に付きました。
また、苦手分野を再認識し勉強するきっかけにもなりました。
公式テキストはわからないことをすぐ調べられ、オーナーや入居者へ不具合の原因や修繕方法の説明時にも活用しやすいためデスクに常備しています。
これまで、賃貸住宅の建物や設備のメンテナンスの知識は自身の経験やOJTにより身に付けていくことが一般的で、研修をするにも社内で講師をできる者が限られるため、会社として「賃貸住宅メンテナンス主任者を研修としても活用しよう」と、業務時間中に資格の学習をすることも認められました。
新しく入ったスタッフには、3か月の研修修了の確認テストとして賃貸住宅メンテナンス主任者を利用しました。
社員が同じ内容を学んでいるため、不具合発生時等、同じ認識をもって対応を進めることが出来るようになったのは業務の標準化にもつながっていると実感しています。
「賃貸住宅メンテナンス主任者」は、資格名からどんな資格かが連想しやすいことから、宅建士や賃貸不動産経営管理士とともに資格保有者や資格者数をホームページや店舗内で公表し、オーナーや入居者への安心材料の1つとしてPRしています。
正直なところ、複数の資格を取得済みのメンテナンスについて詳しい社員にとって試験は少し物足りないようでしたが、今まで知識があると証明する手段がなかったので、資格名で「実はメンテナンスも得意」とアピールできると喜んでいました。