賃貸住宅管理において、一定のクオリティを維持したサービスを提供するには、安定した人材の確保が必要になってきます。
しかしながら、近年の全国的な人手不足の中、人材の確保は非常に困難になってきています。
これを解消するために、未経験者の採用にも積極的に取り組んでいますが、一方で、未経験者に対してOJTを中心とした教育だけでは、基礎的な知識が不足しており応用が利かず、業務に対する過度な負荷がかかり、結果的に離職にもつながるという課題がありました。
そのような中、「賃貸住宅メンテナンス主任者」の資格を知り、まずは先行してリーダークラスの社員3名ほど受講、受験したところ、未経験者への教育に有効であることが分かりました。
「賃貸住宅メンテナンス主任者」の教材は、テキストと講習動画で構成され、賃貸住宅管理業務で必要となる知識が網羅的に整理されていますので、一通り受講することによって、未経験者でもスムーズに業務を開始することができます。
早速、社内の教育プログラムとして、特に未経験者を対象として教育を開始しました。
教育プログラムでは、入社5年未満の全社員を対象としました。5名程度のグループにマネージャクラスの教育係をアサインし、2-3ヶ月をかけて、受講および質疑応答を通して学習を進めていきます。
また、必要に応じて、現場に出向き設備等の実機の確認も実施します。
その上で最終的な資格試験を受験しますが、現在のところ、受講者全員が合格しています。
また、本プログラムを導入してから、未経験の定着率も格段に向上し、人材の定着および組織の安定に寄与しています。
本資格は業務の質の向上のみならず、未経験社員の育成および社員の定着率向上にもお勧めです。